抵抗とは値動きがストップする価格帯のこと。抵抗になるのは基本的に、過去の値動きの中でそれまでの流れを食い止めたり、跳ね返したりした実績のある価格帯です。ここが値動きの目標となります。

具体的には、下図のように、過去の値動きに於いて①と②で反転が起こっていることを意識してください。

では、現在上昇の流れが③まで伸びているとし、これはどこまで進んでいくのでしょうか?その答えは④です。この過去に値動きを反転させたことのある①と②を結んだラインが、目標となるのです。

抵抗とはすなわち、みんなが取引の目標として意識をするラインのこと。チャート上で明確に姿を現しています。

重要トレンドは目標に」向かって進んでいく

値動きが止まる価格帯は、多くの人が取引の目標とし、このあたりが値動きの天井(大底)かなと考えるため生み出されます。それまでの流れに於いて目立つ高値や安値がその目標とされやすい特徴があります。

「反転」「停滞」「突破」の例

抵抗と停滞と突破

上の図は値動きと抵抗の関係性を示しています。基本的に抵抗は、それまでの流れを跳ね返す(反転)働きをします。トレンドが抵抗に到達すると、今度は反対側に位置する抵抗へと移動するのが法則なのです。また、抵抗の上で値動きが落ち着く(停滞)こともあります。これは抵抗から反転するか、突破するかを迷っている状態といえます。そして抵抗を突き抜けた(突破)ときは値動きはスピードアップして次の抵抗を目指していきます。 このように、チャート上には多くの抵抗が存在し、値動きに関与しています。すべての値動きは抵抗から抵抗へ向かう性質があるということを覚えておいてください。

ポイント
反転
抵抗で反転し逆方向へ動き出す抵抗を離れるとスピードアップ
停滞
抵抗付近で値動きが落ち着く
突破
抵抗を抜けてから更に進むブレイクと呼ばれるトレンド発生の合図

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