一般的に「ロング」は長い「ショート」は短いという意味ですが、FXで使う「ロング」と「ショート」には、全く違う意味があるのです!
特性と由来も合わせてご紹介します。
■目次
FXのロングとは
ロングとは、FXで通貨を買うこと、もしくは買いポジションを持つことを指します。
ロングをしてから相場が上がると、利益を得ることができます。
例えば1ドル120円のときに、上昇すると予想してロングで新規注文したとします。その予想が当たり、121円まで上がったところで決済すれば、差額の1円が利益になります。
関連記事:FX 注文方法の意味と使い方(成行注文/指値注文/逆指値注文)
FXのショートとは
ショートとは、FXで通貨を売ること、もしくは売りポジションを持つことを指します。
ショートをしてから相場が下がると、利益を得ることができます。
例えば1ドル120円のときに、下降すると予想してショートで新規注文したとします。その予想が当たり、119円まで下がったところで決済すれば、差額の1円が利益になります。
ロングとショートの特徴
ロングは長い期間ポジションを保有していることが多いのが特徴です。対して、ショートは短い期間でポジションを手放すことが多いのが特徴です。
なぜポジションの保有期間に違いが出るかというと、相場は上昇に時間がかかり、下落は短期間で起こるという特性があるからです。
ロングはゆっくりとオーダーが溜まっていくのに対し、ショートのオーダーは素早く捌けます。なぜなら少しでも下落が起こると、ポジション保有者は損失を避けるため、一気に決済注文を行うからです。
ロングとショートの由来
由来には諸説ありますが、
- 相場が上昇するには「長い」時間がかかるからロング
- 相場が下落するのは一瞬で「短い」からショート
というのがよく言われている由来です。