FXとマイナンバー

FX口座を作ろうとすると「マイナンバー」の提出を求められますが、マイナンバーなしでFX口座開設や取引ができるFX会社はあるのでしょうか。

また、なぜマイナンバーが必要なのか?会社にバレない?など、FXとマイナンバーの関連について詳しく紹介していきます。

■目次

マイナンバー制度とは

マイナンバー制度とは、社会保障、税、災害対策の3分野で横断的に共通の番号を付与することで、個人の特定や行政の効率化国民の利便性の向上、公平公正な社会を実現することを目的に平成28年1月より始まった制度です。

マイナンバーとは、日本に住民票がある全ての人に割り振られた12桁の番号のことです。

マイナンバーの登録なしで取引できるFX会社とは

結論、日本国内のFX会社でマイナンバーの登録なしで取引ができるFX会社は存在しておりません。

日本国内のFX会社は、マイナンバーの提出が義務化されておりますので、「日本国内のFX会社」はマイナンバーなしで取引はできませんが、「海外のFX会社」ならマイナンバーの登録なしでもFXができるようです。尚、FXおすすめ.jpでは海外のFX会社のご紹介とおすすめをしておりません。

FX取引にマイナンバーが必要な理由

FX取引にマイナンバーが必要な理由は「税」に於ける公平公正な社会を実現するためです。

FXの目的は利益です。一定以上の収入を得たら確定申告をして納税をする義務がありますよね。納税する人と納税しない人がいたら「税」の公平公正な社会を実現できません。

そこで、取引状況を把握しているFX会社はマイナンバーと取引状況を「先物取引に関する支払調書」として税務署に提出し、税務署は取引状況を把握することで脱税や申告間違いを防ぎ公平公正な社会を実現するのです。

「確定申告の全て」の記事

「FXの税金はいくらから?利益が出た時の賢い節税術」の記事

マイナンバーを調べる方法

通知カードで調べる

通知カードの「個人番号」に記載されている12桁の番号がマイナンバーとなります。

通知カードは平成27年10月中旬以降、住民票を有する全ての人に簡易書留により郵送されております。

通知カードを紛失してしまった!という方も再発行が可能なので安心ください。紛失してしまった場合は総務省(https://www.soumu.go.jp/kojinbango_card/)から問い合わせしましょう。

マイナンバーカード(個人番号カード)で調べる

マイナンバーカード(個人番号カード)の裏面にある12桁の番号がマイナンバーです。

マイナンバーカードの交付については地方公共団体情報システム機構(https://www.kojinbango-card.go.jp/kofushinse/)にて確認ください。

マイナンバーが記載された住民票で確認する

お住いの市区町村窓口で取得することが可能です。必要書類、身分証明書、交付手数料さえあれば即日発行をしてもらえます。

マイナンバーで会社にばれる?

基本的にマイナンバーをFX会社に教えただけで、FXをやっていることが会社にばれることはありません。

ただし、FXで一定の利益が出た場合、確定申告の際住民税を「給与から差し引く」を選択してしまうとバレる可能性がありますが、自分で納付する方にチェックをすればバレる心配はありません。