トレンドフォローとは、トレンドを利用し、その方向に沿って取引をすることです。
トレンドという大きな流れの中には、上がったり下がったりを繰り返すジグザグ性があります。つまり、小さなトレンドが繰り返されているということです。そのジグザグ性はトレンドフォロー戦略のカギを握り、押し目買い、戻り売りの目安となります。押し目買いとは上昇しているときの安値(押し目)で新規取引をすること。戻り売りとは下降しているときの高値(戻り)で新規取引をすることをいいます。これらは、利益の幅を大きく、損失の幅を小さくすることが狙いです。まずはトレンドフォロー戦略に於いてこの考え方を覚えましょう。
大きな流れというものは、焦点を絞って見ると小さな上げ下げで形成されていることがわかります。押し目買いは、下がっているところでできるだけ安く買い、高く売ろうとする戦略です。
トレンドフォローの取引を始めるポイント
いつ取引を始めるかによって展開や利益は大きく異なってきます。
押し目買い(上昇中の安値を狙う買い方)のコツ
上図の通り、同じ上昇トレンドに乗ったAさんとBさんですが、取引を始めたタイミングが異なるため、利益に大きな差が生まれています。また、取引開始後の展開も真逆で、Aさんがマイナス方向へ突き進む局面があったのに対して、Bさんは上昇するだけでした。
トレンドフォローの利益最大化のコツ
トレンドフォローの利益最大化のコツは、安い水準まで引きつけることがポイントとなります。では、どこまで引き付ければよいのか教えてくれるのがトレンドラインです。(トレンドラインとは、安値(高値)を結ぶことで視覚化する斜めのラインのことです。)このラインで値動きが反転していく性質があるので、押し目買い(戻り売り)の目安にすることができるのです。 安値を2点結べば、トレンドラインとなります。そのトレンドラインが、3点、4点以上の安値を通るようならば、とても信頼度の高い(トレード判断基準として申し分のない)ものとなります。相場に参加するみんながこのラインを意識するほど、より機能するようになります。
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