FXトレンドとは

FXで「トレンド」とは、通貨がトレンド(流行)に乗って相場が一定方向に動き続けることを意味します。

トレンドの動き

図のように、相場は通常安定した一定の幅で値動きをしておりますが、通貨が人気の流行に乗った時、その通貨を買う人が増えることで価格が上昇し続けます。

このように、価格が上がり続けることを「上昇トレンド」といい、逆に下がり続けることを「下降トレンド」と言います。一方で、安定した一定の幅で値動きする相場を「レンジ相場」と言います。

上昇トレンド・下降トレンドになる要因

上昇トレンド・下降トレンドになる要因としては、各国の経済状態や要人の発言、天災等に影響される場合が多いです。特に世界の基軸通貨として注目度が高いアメリカの経済指標や要人の発言は影響力が大きいのでしっかりチェックをしましょう。

参考:最新アメリカの経済指標

FXで利益を出すためには、チャート上でトレンドが始まるタイミングがわからないと意味が無いですよね?実はFXトレンドの始まりを判断するポイントがあるんです。詳しくは(FXトレンドの始まりを判断するポイント)を参考にして下さい。

トレンドの種類に合わせたトレードのコツ

相場は大きく「上昇トレンド」と「下降トレンド」と「もみ合い相場」の3種類に分けて考えることができます。

上昇トレンドの特徴とトレードのコツ

チャートが上昇し続ける状態(高値と安値両方が値上がりしていくこと)を「上昇トレンド」といいます。 上昇トレンド

上昇の流れに乗ってロング取引が有効です!

上昇トレンドの始まり方と終わり方

上昇トレンドの始まり方と終わり方 もみ合い状態から、上昇トレンドが生まれたチャートの例です。上昇→やや停滞→再度上昇といったリズムを繰り返し、最終的に同時に更新失敗したところでトレンドが終わったと判断できます。

下降トレンドの特徴とトレードのコツ

チャートが下降し続ける状態(高値と安値両方が値下がりしていくこと)を「下降トレンド」といいます。 下降トレンド

下降の流れに乗ってショート取引が有効です!

下降トレンドの始まり方と終わり方

下降トレンドの始まり方と終わり方 良いリズムで下げている下降トレンドの例です。最終的には力を失い、もみ合い状態になっていることがわかります。その短い値幅を上抜けしたところで、トレンドが終了したと判断できます。

もみ合い相場の特徴とトレードのコツ

チャートの流れに方向感がない(高値と安値がバラバラで方向性がない)状態を「もみ合い相場」といいます。 もみ合い相場

流れがないので様子を見ることが重要です!

トレードのポイント

FXの基本的な戦略は「上昇トレンド」でロングを狙い「下降トレンド」でショートを狙い、「もみ合い相場」では取引をしない!と行動を決めることです。

基本的に相場状況は「もみ合い」の状態が多いです。そこにあらゆるトレンドのタイミングで相場が大きく変わることが多いです。

ポイントとなるのは、高値と安値の位置関係です。トレンド発生時にはこれらがパッと見てわかるほど、同調して動いています。チャート分析する際はまず、この点に注意しましょう。

高値と安値と更新 1つの大きな流れの中で、明らかに山や谷になっている部分があります。その山の頂点が「高値」谷の底が「安値」。それらの価格が切りあがる、切り下がることを「更新」と呼びます。上の図は高値と安値が更新されていく様子です。