外為オンラインが提供する「iサイクル注文」は、2019年3月4日にバージョンアップし「iサイクル2取引」に名称を変更しておりますが、使い勝手や手順に変更がありません。既に利用中の方もそのまま継続して取引ができます。
「iサイクル2取引」は、忙しい人やメンタル面に自信がない人のために、設定をすれば自動で売買を行ってくれる自動売買システムです。
そんな便利なシステムがあるならぜひ使いたい!と思っても、本当に儲かるのか?FX初心者の人にも使いこなせるのか?評判は?など気になることが沢山ありますよね。
そこで、「iサイクル2取引」利用前に知っておきたいことをご紹介します。
■目次
iサイクル2取引とは
iサイクル2取引をひと言でいうと「リピート型自動売買システム」です。
具体的には相場の値幅に合わせて複数のIFO注文を自動で発注してくれるシステムです。
IFO注文とは新規注文時に利益確定と損切り2通りの決済注文を行う方法です。
例えば、1ドル100円の時に1ドル95円になったら買うという指値注文を行うとします。
それと同時に、
①1ドル105円まで上昇したら売り
②1ドル90円まで下落したら売り
といった2種類の決済注文をセットで入れることができます。
その後、どちらか片方が成立した場合にはもう一方がキャンセルされます。
通常のIFO注文であれば設定した値幅間でのみ実行されますが、iサイクル2取引は基準となるレートが変動した場合にも自動で追従し、注文を繰り返してくれる仕組みです。
iサイクル2取引の設定方法
iサイクルは自分の資金や好みに応じて簡単な設定を行うだけで使用開始することができます。
実際の使い方は以下通りです。
まず、取引画面から「新規注文」をクリックし、「iサイクル2取引」を選びます。
クリックすると以下のような画面が表示されます。
期間・通貨ペア・ポジション方向をそれぞれ選択しましょう。
・通貨ペア:取引したい通貨ペアを選択(USD/JPYが初心者向けです)
・ポジション方向:「売り注文」か「買い注文」か選択
設定方法は3種類あります。それぞれの設定方法をチェックしていきましょう。
ランキング方式
外為オンラインの店頭取引のシミュレーションからリストアップされた、高い利益を得ている通貨ペアや値幅の設定をランキングから選択する方法です。
ランキングの集計期間・通貨ペア・ポジションの方向(売・買)を指定し、条件に合ったランキングを抽出することができます。
各条件での利食い(利益確定)回数や損切回数も表示され、選択する際の判断材料にすることができます。
マトリクス方式
これもランキング形式と同様に、ランキング集計期間、通貨ペア、ポジション方向を指定することで条件に合ったマトリクスが表示され、希望する条件のマスをクリックすることで簡単に注文を行います。
マトリクスは縦軸を想定変動幅(レンジ)、横軸を注文間隔(pips)としたもので、縦軸は上に行くにしたがって、横軸は左に行くにしたがってリスクが高まるため、リスクとリターンのバランスを視覚的につかみながら注文をすることが出来ます。
ボラティリティ方式
ボラティリティとは価格の変動率のことで、指定期間中に為替レートがどのくらい上下したのかを数値で表したものです。
この方法ではポジションの方向、想定変動幅、対象資産を入力し、計算ボタンを押下すると注文可能なリストが表示され、注文を行うことができるものです。
また、ボラティリティ方式には「トレンド」という機能があり、この機能を利用するとシステムがトレンドの上昇・下降を判断してくれるため、売り・買いの方向を選択する必要はありません。
その場合にはトレンドの判断材料としてテクニカルとローソク足の項目があり、複数の候補から選択設定を行います。
iサイクルのメリット
自動売買は自身で相場予想を行ったり、チャートに張り付いている必要がなく、最初に設定さえ行えば勝手にトレードを進めてくれる魅力的なシステムです。
数ある自動売買システムの中でもiサイクルは勝率の高い設定方法をランキングで教えてくれたり、通貨ペアごとに最適な値幅を過去のデータから自動で算出してくれるなど、利用者にとって至れり尽くせりの機能を備えています。
また、通貨ペアが自動売買ツールの中では非常に多く24通りあり、南アフリカランド以外は1000通貨から取引を行うことができるため、初心者でも挑戦しやすい環境がそろっていると言えます。
iサイクルのデメリット
自動で利益を追求してくれる便利なiサイクル2取引ですが、デメリットもあります。
iサイクル2取引を提供している外為オンラインでは通常の取引時には取引手数料はかかりませんが、iサイクル2取引の場合には片道20円の手数料が発生します。
スプレッドは通常の取引と変わりませんが、新規注文と決済で合わせて40円の手数料が都度かかることから、狭い値幅でトレードを繰り返すスキャルピングには向きません。
iサイクル2取引は儲かる?
「iサイクル2取引」の実績はかなり気になるところです。匿名で実績をご紹介しても胡散臭いし何かないかなぁと思っていたら・・・ありました!
外為オンラインの公式で毎週更新しているのですね。「決済損益のランキング」
見ての通り結構利益が出てるんですね。
iサイクル2取引のスプレッド
「iサイクル2取引」では、スプレッドはpoint(レートの最小単位)で提示をしております。主要通貨ペアのスプレッドは下記参照ください。
米ドル/円 | ユーロ/円 | 豪ドル/円 | 英ポンド/円 |
---|---|---|---|
1point | 2point | 3point | 4point |
※例外あり
iサイクル2取引おすすめ設定
iサイクル2取引では値幅の大きさな自分で自由に設定することが可能です。
少ない利幅を狙うことも、大きな利益を狙うこともできますが、値幅を小さく設定した場合、損切になるリスクは抑えられるものの、iサイクル2取引には取引手数料が片道20円、往復で40円がかかるため、資産運用の効率が悪くなります。
ある程度値幅は広く設定するか、通貨量を増やすことで実質的な取引コストを抑えることができます。
また、iサイクルでは勝率の良いものなど、オススメの設定提示をしてくれますが、トレンドが発生している場合など、その時にベストな売買の方向については自ら予測を立てることがオススメです。
iサイクル2取引は初心者でもカンタン
自動売買で利益をあげてくれるiサイクル2取引は、FX初心者にもおすすめできる自動売買システムです。
また、ほかに仕事を持っていてあまり時間が割けない方にもおススメです。
特に「レートが回復するのでは・・・?」と期待して、予め決めた損切ラインを下回っても損切りができない方や、利益確定を急いでしまう方が安定したトレードを行うためには大変有効です。
また、自分で相場予測が立てられないのであれば、より効率よく利益をあげることができるツールと言えるでしょう。
取引手数料がかかるため、スキャルピングやデイトレードよりも中長期のトレードを行う方にも向いていると言えるでしょう。