「トレンドライン」はFX初心者の方でも実践しやすく、多くのトレーダーが活用しているトレンド分析です。
そこで、トレンドラインの正しい線の引き方、時間足は何で見ればいいの?チャートのヒゲは考慮した方が良いの?エントリーのタイミングは?などトレンドラインの全てをご紹介します。
■目次
トレンドラインとは
トレンドラインとは、安値と安値、或いは、高値と高値の頂点どうしの2点以上のポイントを結んで引く直線のことをいいます。
トレンドラインの種類は「上昇トレンドライン」と「下降トレンドライン」の2種類があり、トレンドラインを引くことで、上昇トレンドなのか下降トレンドなのかを表わし、エントリーポイントを判断することができる便利な線です。
上昇トレンドライン
安値と安値の頂点を結んでできた右肩上がりの線を上昇トレンドラインといい、上昇トレンドであることを表わします。 この際、上昇トレンドラインは「抵抗線」の役割となりエントリーポイントを判断することができます。
下降トレンドライン
高値と高値を結んでできた右肩下がりの線を下降トレンドラインといい、下降トレンドであることを表わします。 この際、下降トレンドラインは「支持線」の役割となりエントリーポイントを判断することができます。
トレンドラインの正しい線の引き方
相場は、上昇と下降を繰り返す習性があるのでチャートを見るとローソク足の「山」や「谷」ができますね。トレンドラインでは山の頂上にあたる高値のポイントと高値のポイント、谷底にあたる安値のポイントと安値のポイントを2つ以上を直線で引くだけです。
ヒゲで線を引く?実体で線を引く?
ヒゲに合わせて線を引くのが正しいのか、実体に合わせて線を引くのが正しいのか問題ですが、どちらも正しいトレンドラインの引き方です。
では、より信頼性の高いトレンドラインの引き方はどっちなのでしょうか?結論どちらもそれなりに信頼性は高いのでどちらを選んでも問題ありませんが、FX初心者の方には実体に線を引くことをおすすめします。
イレギュラーな値動きの結果としてヒゲが長くなっている場合があり、実体の方が相場全体のベーシックな流れを反映していると考えられるためです。
トレンドラインのエントリーポイント
トレンドラインのエントリーポイントとして、大きく2つあります。
1つ目は、上昇トレンドの際、トレンドラインに近づいたタイミングでエントリーしてポジションを保有し、トレンドラインから離れたらポジションを決済するやり方です。
このように、トレンドラインで反転する性質を活かして利益を狙う方法があります。
2つ目は、ブレイクのあとトレンドが変わる性質から、反対のエントリーを行うことです。下降トレンドになったなら、売りからエントリーすることになります。
この時、下降トレンドではなく、もみ合いになる可能性もありますりますので、何度かトレンドラインを引き直し、改めて、上昇トレンドなのか下降トレンドなのかをしっかり見極めてエントリーをしましょう。