押し目買いと戻し売りとは

FXの相場はジグザグの波を繰り返しながら、全体として緩やかに上昇したり、下降したりしています。

その途中にできるジグザグの頂点部分、つまり上昇から下降に転じるポイントおよび下降から上昇に転じるポイントは、FXの買い時・売り時であると言われています。

このポイントを狙った初心者におすすめの売買手法、「押し目買い」と「戻り売り」についてご紹介します。

■目次

押し目買いとは

押し目

上昇トレンド中に相場が値下がりすることを「押す」といいます。このとき、移動平均線に近づいたポイントを「押し目」といいます。ジグザグ上昇時の凹の部分、「谷」にあたる部分です。

相場が上昇トレンドにあると、利益を確定するために「売り」注文が多くなります。このため相場としては一時的に値下がり(押し)を起こすことがあります。「押し目」はこうした市場の反発によって生じます。この「押し目」のポイントで買えば、相場が再び上昇に転じた時に利益をあげることができますね。

このように、相場全体が上昇トレンドにあるとき、「押し目」をねらって買いエントリーすることを「押し目買い」といいます。

戻り売りとは

戻り目

相場全体が下降トレンドにあるとき、前もって売りエントリーをしていたトレーダーの買い戻し注文が入ることによって下降中の相場が一時的に反発し、上昇に転じることがあります。

この値動きを「戻る」といい、上昇し移動平均線に近づいたポイントを「戻り目」といいます。ジグザグの凸の部分、「山」にあたる部分です。「戻り目」のポイントで高く売っておけば、後に買い戻すことで利益をあげることができます。

このように、下降トレンドの中で「戻り目」をねらって売りエントリーすることを「戻り売り」といいます。

押し目買い・戻り売りのタイミングを判断する方法

「押し目ポイントになったのでエントリーしたら反転のタイミングで、値下がり続け損をしてしまった」というのは、初心者にはよくあることです。

押し目買いや戻り売りで利益を出すためには「押し目」「戻り目」の精度を上げる必要があります。

精度の高い押し目

このように、「押し目」「戻り目」の精度を上げるには移動平均線とトレンドラインと水平線を組み合わせる方法が効果的です。