FXとは

「FXってなに?」「FXとはギャンブル?投資?」「FXって難しい?簡単?」「FXのリスクってなに?」など、FXの初心者の方からよくいただく質問です。結局「FX」を簡単に言うと何なのか?これからFXを学ぼうとする人、そして、これからFXを始めようとする投資初心者の方に簡単にわかりやすく説明します。

■目次

FXとは

FXとは、Foreign Exchangeの略で、日本語では外国為替証拠金取引のことを言います。

難しそうな印象を受けますが、「外国為替」と「証拠金取引」に分けて考えると理解しやすくなります。

「外国為替」とは、異なる国際間の通貨を交換することです。簡単に説明すると、「日本円を米ドルに両替(交換)する」といった行為のことです。

例えば、10万円のお小遣いでアメリカに旅行する際、日本の通貨はアメリカでは使えないのでドルに交換する必要がありますね。この時、1ドル100円の為替だったので、10万円の日本円をドルに交換すると1,000ドルになります。

ところが、急な予定が入ってしまい、旅行に行けなくなったとしましょう。手元にある1,000ドルは必要なくなったので、また日本円に交換します。この時1ドル102円になっていたので、あなたの手元には102,000円が戻ってきました。つまり、2,000円の利益です。

この時、得られた利益を為替差益と言います。逆に1ドルが98円となり2,000円の損失となった場合は為替差損と言います。

FXは両替と違い、口座を利用し一定の資金(担保)を預けることで差金決済(決済時の差額の授受)ができます。この時、預ける資金を証拠金と呼び、証拠金を使用した取引のことを証拠金取引と言います。

FXとは
FXとはForeign Exchangeの略で、日本語では外国為替証拠金取引と言います。証拠金を預け2国間の異なる通貨を売買し、為替差益を得ることを目的とした投資です。

FXのメリット

FXはどうして人気があるのでしょうか?FXのメリットをご紹介します。

24時間取引可能

FXの取引時間は月曜日の早朝から土曜日の明け方まで24時間取引が可能です。

これは、時差を利用して世界約50ヵ国(東京・ニューヨーク・ロンドン他)の為替市場で交互に取引を行っているからです。

平日24時間取引できるので、日中お仕事をしている人や深夜、早朝にしか時間がない人でもFXを運用することが可能です。

尚、日本時間で21時~深夜1時頃までは、米国の取引が始まるので、活発に取引が行われる時間帯です。しっかり覚えておきましょう。

関連記事:FX初心者におすすめの取引時間とは

少ない資金でも取引できるレバレッジ

外国為替はチャート(下図)を見ての通り常に変動しています。

チャート

為替に詳しい方はピンとくると思いますが、米ドル/円の場合、1日に1ドルあたり1円動くことはほとんどありません。

仮に、1米ドル100円の時に買って1米ドル101円の時に売った場合

  • 1万円で取引をした場合:100円の利益
  • 10万円で取引をした場合:1,000円の利益
  • 100万円で取引をした場合:1万円の利益

となり、たくさん利益を得るには多額の資金が必要になることがわかります。

この時「資金が無いからFX諦めた…」と落胆する人も多いと思いますが、ここでレバレッジが役に立ちます。

レバレッジとは、預けた証拠金を担保に多額の取引をする仕組みです。日本国内のFX会社では預けた証拠金の最大25倍まで取引を行うことが可能です。

つまり、4万円の証拠金があれば、25倍のレバレッジを利用して100万円の取引ができるということになります。

投資と考えるとたくさんの資金が必要で敷居が高いイメージがしますが、FXは少ない資金でも取引できることがメリットの一つです。

円高でも円安でも利益のチャンス

一番イメージしやすいのは「安い時に買って高い時に売る」という取引法だと思いますが、FXでは売りから入る取引(空売り)で「高い時に売って安い時に買い戻す」ことで利益を得る方法もあります。

つまり、FXは景気に左右されることなく、円高でも円安でも利益のチャンスがあることを覚えておきましょう。

関連記事:FXで売りから入る(空売り)とは?

スワップポイントでも利益になる

スワップポイントとは通貨ペア間の金利差のことです。ポジションを保有した日数の分だけ、金利差益(金利差分の利益)の可能性があります。例えば、超低金利の日本円で高金利のトルコリラ通貨を購入するポジションを保有した日数分の金利差益を得ることができます。

スワップポイントの考え方例スワップポイント金利差例

但し、スワップポイントを狙う場合の注意点が2つあります。1つは、日々スワップポイントは変動するのでしっかりチェックをすること、もう一つは、スワップポイントはFX会社によって提示が異なるので、事前にスワップポイントの相場をチェックすることです。

関連記事:FXのスワップポイントで利益を出すコツ

FXメリットまとめ
  • 24時間取引が可能。
  • レバレッジで最大25倍!少ない資金でも取引ができる。
  • 円高でも円安でも利益のチャンスがある!
  • スワップポイントでも利益になる。

FXのリスク(デメリット)

高レバレッジによるロスカット

FXは高いレバレッジにすることで利益も損失も大きくなることを理解しなければいけません

FX初心者の方は「レバレッジを大きくして含み損失が多くなっても、決済しなければ実質の損失にはならないでしょ?」と勘違いをされている方が多いようです。つまり、自分の意志で決済さえしなければ損失も利益もないと考えている方が多いようですが、それは間違えです。

FXには「ロスカット」といって各FX会社が定める一定の証拠金維持率に達した時に、強制的に損切りされる仕組みがあります。

「ロスカット」の本来の目的は、トレーダーが預けた証拠金以上の損失を出さないための仕組みです。トレーダーにとっては最後のセーフティラインなのですが、知らずに高いレバレッジを設定すると、少しの損失が大きな損失となり取引を開始してすぐに「ロスカット」となってしまい大事な資金を失うことになってしまうのです。

関連記事:FX初心者でもわかるロスカットの仕組み|FX会社のロスカットルールも徹底比較

ロスカットを回避するためには余裕をもったお取引を心がけることです。詳しくは、FX初心者でも安心してトレードできる証拠金維持率の目安でご紹介します。

通信システム障害のリスク

各FX会社は万全のシステムメンテナンスを行っておりますが、万が一通信システム障害が起こってしまう場合も想定しておかなければいけません。

複数の口座運用をして、こうしたリスクを軽減させる方法もありますが、昔と違い今は大きなシステム障害も減ってきておりますので、そこまで神経質になる必要はないでしょう。

為替・金利変動のリスク

為替も金利も常に変動をしており、自分の想定とは逆の方向に動いた場合に損失が生じるリスクを覚えておきましょう。

為替変動による大きな損失を防ぐためには、「逆指値注文」といって、予め指定したボーダーラインに達したときに自動的に注文が成立する注文方法を活用するのも良いです。詳しくはFX注文方法の意味と使い方(成行注文/指値注文/逆指値注文)を参考にしてください。

流動性・スリッページのリスク

流動性のリスクとは、該当通貨ペアの取引参加者が少ない場合等、売り手と買い手のバランスが大きく崩れた場合に起こる可能性があります。この場合、スプレッドが広がりやすくなります。また、実際にはほとんど聞いたことがありませんが、売買自体ができなくなる可能性もゼロではありません。

対策方法としては、メジャー通貨同士の通貨ペアを選ぶことです。当サイトでは、初心者の方に取引量の多い米ドル/円(USD/JPY)の通貨ペアを推奨しております。

スリッページは、注文価格と約定価格の差のことです。約定ごとの損失となるので微々たるものかもしれませんが、塵も積もれば山となります。特に手動での取引を多く行う場合は意識をしたほうが良いでしょう。約定力の高いFX口座をお探しなら約定力が高いFX会社の比較ランキングを参考にしてください。

FXのよくある質問

FXっていくらから取引できるの?

FXの取引に必要な資金は、各FX会社の取引通貨単位とレバレッジから導くことができますのでご紹介します。

必要資金
(1ドル100円の場合)
取引できる
おすすめFX口座
取引可能単位 上限レバレッジ
4円 SBIFXトレード 1通貨単位~ 25倍
4000円 外為オンライン
LION FX
YJFX! みんなのFX
1000通貨単位~ 25倍
4万円 DMMFX
FXネオ
LINE FX
1万通貨単位~ 25倍

FXってギャンブルと何が違うの?

FXは通貨がどのように値動きするのかを予測して売買をします。予測が的中し決済すれば利益となり、予想が外れて決済すれば損失となります。

相場の動き

この説明をすると「FXってギャンブルと何が違うの?」と質問をいただくのですが、結論、FXはギャンブルではなく投資です。

日本で認められているギャンブルは競馬・競輪等がイメージしやすいと思いますが、これらには還元率が設定されております。つまり、胴元の利益を差し引いた金額を賭けに勝った人に分配するような仕組みです。胴元の利益は運用費のほか、地方財政の健全化等に役立てているので、国から認められているんですね。

一方、FXは胴元の存在はありませんし、還元率もありませんのでギャンブルではなく、投資であるということがわかりますよね。

仮想通貨や株と何が違うの?

ここでは、FXを仮想通貨や株と比較して何が違うのかご紹介させていただきます。

  FX 仮想通貨 株・NISA
投資対象 法定通貨 仮想通貨
市場での取引時間 平日24時間 365日24時間 平日の9:00~11:30
12:30~15:00
約100万円分の取引コスト 約30円~ 約3000円~ 約500円~
取引に必要な最小費用  約4800円 数千円 実質的に数十万円    
証券会社が破綻したときの保証 あり 会社による あり
スワップポイント あり なし なし(配当がある)

ご覧の通り、FXは株式投資(NISA)や仮想通貨と比較して多くのメリットがあります。

特に違う部分は、スワップポイントと信用です。スワップポイントとは取引する2国間の金利差から得られる利益のことです。FXならスワップポイントの利益を望むことができますが、他金融商品はできません。

信用についても、FXは円やドルといった実体があり国が価値を裏付けているものの取引に対し、仮想通貨は実体が無く、政府介入も無く、発行や流通もコンピューター上で行われるものなので信用は低いですね。

信用性が高いものを低コストで、少額資金から始められる投資なのでFXは人気があるんですね。

FXってどれくらい利益になるの?

FXを始める前に気になるのが、実際にどれくらい利益になるの?といったところでしょう。これは、簡単な計算で答えを出すことができます。

FX利益の計算方法

取引量×差額=利益

このように、「1万通貨で1円変動すれば1万円の利益になる」ということを覚えておきましょう。

FXを簡単にまとめると

外国為替取引が少額でもレバレッジを使って最大25倍の取引ができる、利益を目的とした投資です。

投資なので利益を出すこともあれば損失を出すこともあります。自分の資産や取引量をしっかり考えて無理のない取引を心がけましょう。

FXを始めよう!と思った方は「FXの始め方」をご覧ください。