一般的な投資や商売で利益を出すことを考えると、安く買って高く売ることをイメージすると思いますが、FXの取引では、高い時に売って安い時に買うことで利益を出すことができます。
なかなかピンとこない人も多いと思いますが、売りから入って(空売り)利益を出すことをしっかり覚えれば、利益を出すチャンスはグンとあがります。
そこで、FXで売りから入る空売りとは何か、空売りの方法、空売りで利益を出すコツを紹介します。
■目次
売りから入る「空売り」とは
FXの空売りとは、対象の通貨を後で買い戻すことを約束し、相場が高いタイミングに売り、相場が安くなったタイミングで買い戻すことで、その差額利益を得る取引手法のことです。
この取引をする場合は、「逆指値注文」をすれば空売り取引が可能です。
売りから入る「空売り」の仕組み
空売りの仕組みは一体どうなっているのでしょう。「貸し借り」に置き換えてもう少し詳しくご紹介します。
このように、1,000ドル10万円だった通貨が1,000ドル9万5,000円になり、差額のの5,000円が利益になるということです。
空売りの注意点
空売りの注意点は「スワップポイント」です。
スワップポイントは金利差のことです。例えば、金利の安い日本円で、高い金利のトルコリラ通貨を買うことで、ポジションを保有した日数分の2国間の金利差が利益になります。
逆に同じトルコリラ/円で「空売り」をした場合、通貨を売ったポジションを保有していることになるので、金利差 分が損失するということになります。
FX初心者のための「空売り」アドバイス
FXは通貨の上昇でも下降でも利益を得るチャンスがある投資だということがわかりますね。
利益のチャンスは多いですが、スワップポイントという落とし穴があります。
日本は超低金利時代です。特にクロス円の場合、長期での売りポジション保有はおすすめしません。