■目次

FX取引の流れ

FXの取引は「離陸→飛行→着陸」でフライトが完了する飛行機にたとえられます。取引は新規注文(離陸)により始まり、決済注文(着陸)により完了するわけですが、取引の最中は勝敗が未確定の状態(飛行中)となります。なお、新規注文で作った取引はポジション、または建玉と呼ばれています。

FX取引はフライト

FXの勝ち負けはどうやって決まる?

FXは、価格が上がる下がるかを予想してロングかショートの新規取引でスタートし、その後の値動きにより、含み益・含み損が生まれ、そして決済注文した時に利益や損失が確定する流れとなります。

例えば1ドル120円の時に、上昇すると予想してロングで新規注文したとします。その予想が当たり、121円まで上がったところで決済すれば、差額の1円が利益になります。

その逆もまた然りで、予想がハズれて119円に下がったところで決済すると差額の1円が損失になります。

利益・損失の見方

なお、利益がある状態(含み益)で決済することを利益確定(利確)、損失がある状態(含み損)で決済することを損切りと言います。

とにかく、決済注文をしない限りは、書杯は未定です。どんなに含み益・含み損が生じていても、勝ちとも負けともいえません。勝敗が決するのは、決済注文が成立した瞬間となります。

FX取引の勝敗

関連記事:FXのロングとショートの意味とは?特徴や由来まで詳しく解説

勝負の分かれ目は決済するタイミング

ロングで取引を始めた場合は、予想通りに上がった分の値幅が利益に、予想をハズれて下がった分の値幅が損失になります。

ポイントは利益や損失の値幅が、決済注文するタイミングに委ねられているということです。

下図の通りロングの予想が当たっていたとしても、その決済のタイミングで利益幅が大きく異なる結末となってしまいます。

決済のタイミングがポイント

決済売りポイント①~③はいずれもロング予想が当たって利益を出しています。しかし、決済タイミングが違うことによって、利益の幅が変わることがわかるでしょう。このように、利益を確定させる判断も重要になります。