中央銀行の金融政策発表が注目される!
どの国でも、自国の経済がうまく回るように、さまざまな政策を行っています。そのなかでも、中央銀行が行う金融政策の動向は為替レートに大きな影響を与えるため注目されます。
この金融政策は、各国の中央銀行が定期的に発表します。アメリカではFRB(連邦準備制度)のFOMC(連邦公開市場委員会)、ユーロ圏ではECB(欧州中央銀行)の政策理事会、そして日本では日本銀行(日銀)の金融政策決定会合が該当します。このときの、各国の中央銀行総裁の発言ひとつで為替レートが上下することもあります。
これらの発表のほかにも、大統領や首相といった各国のトップや経済大臣や財務大臣といった関係者、いわゆる要人の発言も重要視されます。これらの発言からは、今後の経済政策や景気の見通しなどが透けて見えることがあるからです。
これらの発言でも、やはり寝耳に水のようなサプライズのある内容のほうが為替レートに大きな影響を与えます。各国・地域の要人にどんな人がいるのか、確認しておきましょう。
用語解説:FRB(連邦準備制度) アメリカの中央銀行を担う制度。国内の12の連邦準備銀行を統括し 、金融政策や他の銀行の監督を行う。2018年6月現在、議長はジェローム・パウエル氏が務めている。
注目される主な要人
水上氏の視点 各国の中央銀行総裁の発言の影響力は圧倒的に高いものがあります。ただし、表現が非常に難しく、簡単にはわからないのが難点です。
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